小1の5月から不登校になった息子。放課後登校、付き添い別室登校を経て9か月で完全再登校しました。
不登校解決へ向けてやって良かったと思うもの、それはこのブログでご紹介している3ステップワークシート以外にもうひとつ、秘密のキロクノートです。
3ステップワークシートは、不登校の子どもと親が共有する記録。
毎日ワークシートにできたこと・がんばったこと、そして学校にどれくらい行ったかを記入したりシールを貼る事で、子どもも親もできたこと・がんばったことがパッと見てわかってとても便利でした。
3ステップワークシートで不登校の子どもの様子が把握できて十分じゃないの?と思われるかもしれません。
でも実は、私はそれとは別に秘密のキロクノートをつけていました(^^)
秘密のキロクノートに記録するのは子どもには見せないあれやこれ。
いわば、3ステップワークシートがオモテの記録なら、秘密のキロクノートはウラの記録(笑)
書いていたことは、
- 日記のような簡単なその日したことの様子
- イライラぐずぐずした時のこと
- 赤ちゃん返りの様子 夜驚症の様子 (不登校のころ、このふたつがひどかった)
- 子どもと話して気になったり覚えておきたいと思ったこと
- もちろん、嬉しかったことも!
特に子どもが自分で認識していない情緒面での様子は細かく記録していました。
また、授業に出られたといっても、自ら進んでなのか、先生に促されてなのかなど、3ステップワークシートではわからない細かい部分を書いていました。
たとえば・・・
〇月〇日(不登校になって初期の頃)
今週の給食全部行くと言っていたが、休み明けやっぱり行かないと…行けなかったからか、少し機嫌悪い。
午前中、赤ちゃん返りあり。赤ちゃん返りの設定がドロボウからお姫様になった。
4時間昼寝(朝から学校に行く夢を見たらしい)
放課後学校、先生と15分ほど勉強
3ステップワークシートでは、できたことだけに注目して、できなかったことには注目しないようにしているので、給食に行くと言っていて行けなかったことは、こっちでこっそりメモ。
不登校になってから、赤ちゃん返りが良くあり、そのまま赤ちゃんに戻るのは恥ずかしいのか、お話の中の様な設定があったので、そのこともメモ。メモしておくことで、後で設定や内容が変わっていった事や赤ちゃん返りの頻度も把握出来ました。
不安定で良く寝られないのか、夜ちゃんと寝ていても時々長時間の昼寝をしていたので、その時間なども。夢の内容から、朝から学校に行けない事を気にしているんだと思い、夢のこともメモしました。
△月△日(不登校中期の頃)
給食から登校。
5時間目がパソコンルームでのパソコンの授業で私の付き添いありで参加できた。
平気そうだったので、「○○ルームに戻っていい?」とコッソリ聞くと、「いいよ!」という事で、最後5分で私だけ○○ルームに戻る。そのまま、おわりの会も出られてみんなで下校。
夜、お母さんだけ○○ルームに戻っても良い時のサイン決める。
時々授業に出られるようになったころ。
まだ私の付き添いが必要で、クラスの後ろで一人参観日状態。それを少しずつ減らしていきたいと、授業の終わりの方で息子に大丈夫か聞くとオッケーが出た様子。(○○ルームとは別室登校していた教室の名前。)
授業が始まって少しすると息子自身が「大丈夫」と思う事が増えてきたようだったので、授業中でも後ろにいる私にジェスチャーで伝えられるようにサインを決め、そういう事を決めても大丈夫になったのだと、メモしておきました。
こんな感じで、書き留めておくと、それを見返すことで、少しずつ少しずつ変化していく子どもの様子をしっかり把握できることができました。
私は、ノートの見開き2ページを1週間で使っていて、だいたい1ページ半くらいに平日5日分の毎日の記録をつけて、残りの半ページにはその週のまとめとか、どの日の日記に書いていいか分からないけど、その週に気づいたり気になった事などを書いていました。(今週は初めて算数の授業に出られた! とか、最近少し疲れてる感じがする など)
そうすると、さっと見返したいときにそのまとめの部分だけ見返すことができて便利です。
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そして、
- 先生・カウンセラーさんなどと話す前に聞きたいことなど
- 先生・カウンセラーさんなどと話したこと
も同じキロクノートにメモしていました。
先生やカウンセラーさんと話す前は、キロクノートを見返して、気になる点や話しておきたい事などを洗い出し、キロクノートにメモしておきます。
そして、先生やカウンセラーさんと話したらその内容もメモ。
すると、子どもの様子とともに話した内容も時系列になるので、見返したときにわかりやすくなりました。
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不登校の子どもとずっと一緒だし、精神的にもいっぱいいっぱいの中、毎日キロクノートを続けるのはやはり大変でした。不登校になってすぐに始めたものの、2学期はもういいかと迷いました。それでも頑張って続けることに。
するとやっぱり記録しておいて良かったと思うことが後から何度もあり、子どもの様子を記録して把握することで子どもに少しでも寄り添っていけたかなと思っています。
そして、再登校した今、読み返すと改めて色んな事を感じたり、その時の気持ちを思い出して辛くなる時もありますが、一生懸命にがんばった自分のキロクとして大切なノートになっています(*^^*)
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