小1の5月から不登校になった息子。放課後登校・付き添い別室登校を経て9ヶ月でひとりで登校できるように。今も毎日楽しく登校しています♪
このブログFootは不登校中の「こんなことあったよ」「こんなこと悩んだよ」「こんな工夫したよ」、そして「こんなふうに学校に行けるようになったよ」をつづっています
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不登校と給食は深い関係にある
お子さんは給食好き?きらい?
お子さんは、給食好きですか?
給食好き!楽しみ!というお子さんもいれば、給食きらい!食べたくない!というお子さんもいます。
大人にしてみれば給食は学校生活のほんの一部の様に思いますが、子どもにとってはかなり大きなウエイトを占めている事が多いようです。
食べるのが好きな子・好き嫌いがない子にとっては、「今日給食何かな?」と考えたり、家では食べたことのないメニューもでたりと、学校での楽しみです。
一方で、給食がきらい・食べることに興味が持てない・食べられないものが多い・敏感で外の食べ物が苦手…そんな子どもたちには給食は本当に辛い時間。
また、給食の時間にはたくさんのルールがあります。
まず給食当番では、たくさんの順序やルールがあり、またおかずなどをみんなに均等に盛り付けなくてはいけません。
そして、食べる時も、おしゃべりのルール・何分で食べないといけないなど時間のルール・デザートは後などの食べる順序のルール・おかわりの時のルール…などたくさん。
給食が好きな子も苦手な子も、こうしたルールが、息苦しく感じたり、ちゃんと守らないととプレッシャーになりすぎたりすることも。
給食の時間が辛い、またはプレッシャーで学校に行きたくなくなり不登校になるケースも多くあります。そんな時はどうすればいいか?
また、不登校の子で食べる事や給食が好きな場合、給食が再登校のきっかけになる場合があります。どのように不登校から給食を再登校のきっかけにしていけばいいのか?
そして、給食費の事についても、このページでお話ししていきます。
給食が嫌いな子はどうする?
給食は不登校の大きな原因に
給食が苦手な子の場合、給食は小学生が学校に行きたくないと思う理由やきっかけのひとつです。
理由は様々なのですが、
- 食べられないものが多い
- 食べることに興味が持てない
- 味覚や嗅覚が過敏
- 食べるのがゆっくり
- 繊細で家庭以外の食べ物が苦手・外での食事や大勢での食事が苦手
など。
学校や先生によっては、残してはいけないとか、一口は食べないといけない、残す子はおかわりはできないなどルールがあり、給食が苦手な子にとっては、給食はとにかく辛い時間になってしまいます。
また、さらに厳しく先生が完食を強要して、給食が恐怖でしかなくなる場合もあるようです。
それらの理由で、給食が原因やキッカケとなって行き渋りや不登校になることがあります。
そんな風になったら、またはなる前にどうしたらいいのでしょう?
給食が苦痛な場合、無理して食べなくてもいい!
給食が原因で学校に行きにくくなっている・不登校になっている場合は、無理して給食を食べなくても大丈夫。給食を食べない色々な方法があります。
- お弁当を持参する
- 給食の時間は別室で過ごす(そこで給食orお弁当を食べる)
- 午前中だけ登校して給食の前に早退
苦手な給食を無理に食べて余計に行きづらくなるより、まずは給食を食べなくても良い環境にしてあげることが大事です。
学校には、アレルギーの子もいるし、宗教上の理由で給食を食べない子もいます。給食が苦手というのも立派な理由!みんなそれぞれの理由で給食を食べない選択をしても良いんじゃないでしょうか(^^)
少しずつ学校に慣れて、それでも給食は無理ならずっと別の方法でもいいし、やっぱりみんなと同じように給食が食べたいと思うのであれば、
- おにぎりなどを持って行って給食の中の食べられそうな1品だけ食べる
- 食べられそうなメニューの日だけ食べる
- 自分の食べられそうな分だけよそってもらう
など、無理のない範囲から取り組むこともできます。
学校によって対応できる内容も変わってくるので、先生や学校側と都度しっかりコミュニケーションを取って、その時その時のお子さんに合った方法を見つけていければいいですね。
給食が好きな子は再登校のきっかけに!
息子は給食が再登校のきっかけでした
不登校の子で食べる事や給食が好きな場合、給食が再登校のきっかけになる場合があります。
小1の5月から不登校になった息子がまさにそのタイプ。
不登校になってから、みんながいる時間に学校に行ったのは給食が最初でした。
不登校になって以来1ヶ月ほどは放課後登校だけしていたのですが、その次の段階が、別室で私の付き添いありで給食を食べたことでした。
その時の様子はコチラ↓
初めは週に1回くらいの給食登校。そこから少しずつ週に数回に増えていきました。
そして、毎日給食に行けるように。(私はお弁当持参)
学校の滞在時間も、給食だけから、給食と5時間目も別室で過ごすようになり、給食の少し前から登校するようになり…と給食の時間を軸にだんだん学校にいる時間が増えていきました。
ただ、そんな息子でも、教室で給食を食べられるようになるのは時間がかかりました。
教室で授業を受けられる教科が出てきた後も、給食は別室で私と食べていました。
教室で給食を食べると、色々なルールがあります。給食当番さんに給食を配ってもらう時のルール、おかわりする時のルール、食べ終わった後のルール、など。
給食が好きな息子でも、その多くのルールに緊張してしまっていたようでした。
教室で給食を食べるようになった最初何回かは私も付き添ってほしいと言われ、イスを借りて息子の給食の班の机にちょこっと私も座らせてもらってました。(自分の分のお弁当はさすがに後で別室で食べました)
何度か教室での給食に付き添うと、ひとりで教室で食べられるように。
そして、学校に毎日楽しく行けるようになった今では、給食を何回もおかわりしているそうです(笑)
給食が好きな子は、まずは給食だけ行こう
不登校になっているけど、食べることが好きだったり、給食はちょっと食べたいな、という子の場合まずは給食だけ行くことから始めてみるのもいいでしょう。
「給食だけ行こう!」ではなく「給食だけ行くこともできるみたいだよ?もし行ってみたいと思ったら教えてね。」と声をかけておいてあげるのがおススメです。
まだお子さんの心が給食に行ける段階ではないのに無理に連れて行くと、好きな給食ですら嫌いになってしまいます…
そして、お子さんが給食に行ってみたいなと思ったら、お子さんが無理なく給食を食べられる環境からはじめること。
- 別室や保健室で親の付き添いで食べる
- 別室や保健室で空いている先生、カウンセラーさんなどの付き添いで食べる
- 給食の時間だけ教室に入りみんなと食べる(必要なら親付き添い、廊下で待機など)
などの方法があります。
別室で給食を食べる場合、クラスの子との関り方も色々な段階で工夫できる事があります。その時のお子さんの負担のない範囲から少しずつ広げていくといいのではないでしょうか?
- 付き添いの親が教室に給食を取りに行く、子どもはクラスの子と顔を合わせない
- 仲の良い友達に別室に運んできてもらう
- その日の給食当番や日直に別室に運んできてもらう
- 仲の良い友達やクラスの子数人に別室に来てもらって一緒に給食を食べてもらう
- 子どもが自分で給食を教室に取りに行く・おかわりをもらいに行く
学校によって対応できる内容も変わってくるので、先生や学校側と都度しっかりコミュニケーションを取って、その時その時のお子さんに合った方法を見つけていければいいですね(^^)
給食は止めてもらえる!不登校で給食費がもったいないと感じる場合はストップ
給食は止めることができます!
不登校で学校に行っていないので給食を食べていない、給食が苦手で全く給食を食べていない場合など、『全然食べていないのに、給食費を払い続けていてもったいない』と感じる場合は学校に話して止める選択があります。
『もしかしたら急に「学校に行く」と言い出すかも…』と、止めるのを躊躇する場合は学校にその事を相談してみてください。
もしかしたら、「1食分くらいなら、その時なんとかなるので、来られるようになった次の月から払ってもらったらいいですよ」と言ってくれる学校もあるかもしれません。
(とは言え、それは、よほど寛容な学校の場合なので、もしかしたらを考える場合は払い続けるしかないのが現状です。)
全然食べていない給食費がもったいないと感じる場合は、一度学校の先生やスクールカウンセラーさんなどに、まずはそのことを話してみることをおススメします。
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