小1の5月から不登校になった息子。放課後登校・付き添い別室登校を経て9ヶ月でひとりで登校できるように。今も毎日楽しく登校しています♪
このブログFootは不登校中の「こんなことあったよ」「こんなこと悩んだよ」「こんな工夫したよ」、そして「こんなふうに学校に行けるようになったよ」をつづっています
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小学生で不登校の子ってどのくらいいるんだろうと思い、文部科学省のデータを調べてみました。
文部科学省 平成30年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要より
平成30年のデータでは、小学校で不登校は1000人当たり7人、小学生の0.7%です。(H25年の3.6人からほぼ倍になっているのも気になりますが・・・)
ということは、私の息子は0.7%に入っていたと・・・いや、その中に入ってはいません。
このブログでは、「息子が小1で不登校になった」と書いていますが、実は、”正式には不登校ではなかった”のです。
なぜかというと、文部科学省によると、
「不登校児童生徒」とは「何らかの 心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、
登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間 30日以上欠席した者のうち、
病気や経済的な理由による者を除いたもの」。
(引用元:「不登校の現状に対する認識」文部科学省)
と、定義されているからです。
そう、年間に30日以上「学校に行きたくない、行けない」と学校を欠席した場合のみ、不登校とみなされるのです。
息子が「学校に行きたくない」と学校を”欠席”したのはほんの数日。
他の日は放課後登校しており、放課後登校すれば遅刻扱いになり、欠席にはなりませんでした。
なので、息子は学校的には不登校児童にはカウントされていないことになります。
あんなに、「学校行きたくない。行けない。」と小1の1学期はほぼ放課後登校で教室には入れず、2学期・3学期も毎日毎日付き添い登校して、大変な思いをしたのに、不登校ではないなんて・・・
いや、別に「息子さんは正真正銘の不登校でした!」と認めてもらいたい訳ではないんです(^^;)
でも、学校としては息子は不登校児童にカウントしなくて良い訳で、教育委員会や文部科学省の統計には息子はカウントされていないことになります。
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息子が不登校になった時、入学してすぐで学校の事を全く知らなかったこともあって、この小学校で不登校になっている子は息子ひとりだと思っていました。
でも、少しすると他にもずっとお休みしている子・行きしぶりの子・付き添い登校している子・別室登校している子などが何人もいることがわかりました。
息子が学校に行けるようになってからも、経験者ということで、不登校や行き渋りの相談を受けることが多く、知り合いが困ってるから相談に乗ってあげてほしいと紹介されることも時々あります。
息子の学校には、今も、親が付き添い登校したり、毎日少しだけ別室に登校している子などが何人かいます。その子達も不登校にカウントされていません。
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最初に紹介したデータの0.7%の計算でいくと、例えば、息子の通う小学校のようなひと学年約100人で全校生で600人程の学校なら、学校全体で4人くらいということになります。
確かに息子の学校でも30日以上の欠席しているという子ではそれくらいか、そんなにいないかもしれません。
ただ、うちの息子のように放課後登校、付き添い登校している子、時々お休みしている、行きしぶりが頻繁にある子などを含めると、ひと学年で1年間に3~4人くらいは、そういう子がいるようです。
そうすると、学校で18~24人。
文部科学省のデータの4~6倍もいる計算になります!
(注:私の個人的な経験と情報なので、ざっくりとした概算だと思ってください。)
年間30日以上欠席の児童だけでは本当に氷山の一角。
もし、本当に不登校の現状を把握したいのであれば、30日以上欠席の児童だけでなく、放課後登校・別室登校などをしている児童がどれくらいいるのか、どういう状況なのかをもっとしっかり調べて知ってほしいなって思います。
そして、その上で学校をどうすればみんなの居心地のよい環境にできるか考え、それでも学校が合わない子にはその子に合った環境をサポートできる環境の充実、学校に行きにくくなったけど学校に行けるようになりたい子やその保護者にも様々なサポートが用意されてるようになることを望みます。
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