【不登校には必ず理由があるの?】

小1の5月から不登校になった息子。放課後登校・付き添い別室登校を経て9ヶ月でひとりで登校できるように。今も毎日楽しく登校しています♪
このブログFootは不登校中の「こんなことあったよ」「こんなこと悩んだよ」「こんな工夫したよ」、そして「こんなふうに学校に行けるようになったよ」をつづっています

***

***

息子が小1の5月に不登校になってから、私は原因を必死で見つけようとしていました。【不登校のきろく15 不登校の原因を見つけたい(5月4週目)】
原因を解決すれば息子は行けるようになる。そう思っていましたし、ハッキリした理由がないのに「学校に行けない」だと周りに聞かれたときに上手く説明できず理解してもらえないこともあり、私自身がモヤモヤと苦しかったのです。

息子には何度も「なんで行きたくないの?」「なにがイヤなの?」と聞いてしまっていました。

***

そんな中、不登校の原因について一番悩んでいた夏ごろ、市が主催の不登校セミナーの講演があり、そこで
「今は本人も原因のわからない不登校がすごく多い」
と聞いた時、
「そうなんだ!本人が理由のわからない不登校は息子だけじゃなかったんだ」
「理由がわからなくてもいいんだ」
とすごくホッとしたのを覚えています。

そして、講演者の方は
「小さな小さな気付かないような心の擦り傷みたいなものがたくさんたくさん積み重なって、ある時もうこれ以上は無理だとなるんじゃないでしょうか。」
とも話していました。

それからは必死に息子に理由を問い詰めることはなくなりました。(会話の中で学校でどういう時に嫌かなどは話していました。)
周りに聞かれても、「理由ははっきりとわからなくて。でも、今は理由のわからない不登校が多いんだって。」と言うようになりました。

そして、結局はっきりした原因がわからないまま、息子は少しずつ少しずつ学校へ行けるようになり、9か月で完全再登校しました。
しかも、再登校してからは楽しく学校に通えています。

息子が学校へ行けるようになってから、私は「なんで学校行けなかったんだろね?」と息子と考えました。でも息子自身も「うーん、なんでか今でも全然わかんない。」と首をかしげています。

***

もちろん、原因のハッキリしている不登校もありますし、また、子どもが親に絶対理由を言いたくない可能性、小学生の子ども本人では認識し辛い原因が隠れている(気づきにくい軽度の読み書き障がい・聴覚過敏など)可能性などもあるので、子どもの不登校に対して原因がないかはしっかり見極めていく必要があると思います。(私自身も息子の発達凸凹を疑い、WISCテストを受けさせました)

子どもが「理由がわからない」と言った時、私がそうだったように、子どもが学校に行けなくなると親としては何か必ず理由があるはず、理由を知りたいと、必死に理由を聞こうとすると思います。

でも、子どもにしてみれば、自分でも理由がわからず学校に行けなくなってしまった時に、親から「なにか理由があるはず。どうして学校に行けないの?」と問い詰められたらとてもつらいでしょうし、「理由がないと学校に行けなくなっちゃいけないんだ」と必死で理由を作ってしまうかもしれません。

息子が「理由がわからない」と言った時、問い詰めるのではなく、「そっか、理由はわからないんだね。」と子どもの正直な気持ちを受け入れてあげられれば良かったな、と今になって思います。

***

にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村 応援クリックお願いします(^^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました