【不登校中の深イイ話】「お豆腐屋さんのおじさん」

小1の5月から不登校になった息子。放課後登校・付き添い別室登校を経て9ヶ月でひとりで登校できるように。今も毎日楽しく登校しています♪
このブログFootは不登校中の「こんなことあったよ」「こんなこと悩んだよ」「こんな工夫したよ」、そして「こんなふうに学校に行けるようになったよ」をつづっています

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なかなか大変な事、辛い事も多かった不登校生活。
そんな中でも、周りの人の優しさやかけてもらった言葉に、ジーンと涙が出そうになったり、ほっと心の温まることだって、たくさんた~くさんありました!
そんな、【不登校中の深イイ話】をシリーズ?で、ちょっとずつお話しできればな、と思います(*^^*)

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まずは「お豆腐屋さんのおじさん」のおはなし。

週に何回か家の近くに、バイクの後ろ木箱を積んでお豆腐を売りに来る、昔ながらのスタイルのお豆腐屋さんのおじさん。
”おじさん”と呼んでるけれど、もう80才を超えた”おじいちゃん”です。
そのおじさん、いつもニコニコとっても優しくて、お話しするだけでなんだか癒されて大好きなんです。(こんなにもらったら赤字なんじゃ!?と思うくらいオマケもくれます^^)

息子が不登校になって数週間経ったある土曜日の夕方、お豆腐屋さんの笛の音が聞こえたので久しぶりにお豆腐を買いに家の前に出ました。

お豆腐をタッパーに入れてもらいながらいつもの雑談。

おじさん「そういえば、今日、ここら辺の小学校は運動会だったんじゃない?」

そう、この日は小学校の運動会でした。
私は、息子が不登校になったことをおじさんにまだ話してませんでした。

おじさん「お天気も良くてよかったね~ むすこさん、なんの競技に出たのかな?」

私「実は、息子、少し前から学校に行けなくなっちゃって・・・今日の運動会、出られなかったんです・・・」

私は正直に話しました。
でも、完全に不登校になって数週間のこの頃はまだ、不登校に対する世間の反応が様々な事に戸惑っていた頃で、私自身も批判的なアドバイスを受け止める心の余裕がなく、誰かに話すのはちょっとドキドキしていました。
すると、おじさんは、

「そっかそっか~ 人生長いんだもん、そんな時だってあるよ。
私もね、この仕事50年もやってるとお客さんたちみんな色々あるよ。
小さい時何もなくったって、浪人したりすることだってあるんだし、1、2年ゆっくりしたっていいんだよ。

大丈夫、大丈夫。息子さんも、お母さんも、あせらないでやったらいいよ。」

と、いつもの笑顔で優しい声をかけてくれました。

この日、私は息子が運動会に出られなくて、「仕方ない」と思う一方、「運動会、出られなかったな…」と残念に思う悲しい気持ちをぐっと心の隅に押しやっていました。
夕方、ふと見たSNSにアップされていた息子の同級生たちの運動会のかわいい衣裳姿の写真も、追い打ちをかけていました。
そんな時にかけてもらった、おじさんの優しい言葉と笑顔に、我慢していた悲しかった気持ちがバーッとあふれて、お豆腐のタッパーを抱えたまま、涙ポロポロ。

おじさんは、そんな私に、ニコニコしながらうんうんとうなずき、

「がんもどきも入れとくから、これ食べて元気出してね。大丈夫、大丈夫!」

と、いつも以上にた~くさんのオマケをくれました。
おいしいお豆腐とがんもどきを夕飯に食べて、運動会に出られなくて悲しかった一日が、お豆腐屋さんのおじさんの優しさに、温かい幸せな気持ちで一日を終わることができました^^

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