【新小学1年生のお家の方に伝えたいこと】

小1の5月から不登校になった息子。放課後登校・付き添い別室登校を経て9ヶ月でひとりで登校できるように。今も毎日楽しく登校しています♪
このブログFootは不登校中の「こんなことあったよ」「こんなこと悩んだよ」「こんな工夫したよ」、そして「こんなふうに学校に行けるようになったよ」をつづっています

***

小学校ご入学おめでとうございます!
これからお子さんが学校生活を送る中で、頭のいちばん端っこでいいので覚えておいてほしい事があります。

これからの学校生活、もしかしたらお子さんが「学校に行きたくない」と言うことがあるかもしれません。

お子さんが「学校に行きたくない」と言った時、親にとっては急にそんな事を言い出したと感じるでしょう。
でも、お子さんはその前からずっとひとりで頑張ってきました。頑張って頑張ってもう無理というところで、やっとママやパパに言えたのです。

そして、その「学校に行きたくない」は「学校に行きたい、行かなきゃ、と思ってるのに行けない」という意味かもしれません。

お子さんも学校は行かなければいけない所だと思っています。
学校に行きたくないと言ったら怒られるかもしれない、ママやパパにガッカリされるかもしれない、と悩んだ末に勇気を出して親に伝えたのです。

だから、まずはどうか「学校に行きたくない」と言ったお子さんに「そうなんだね。教えてくれてありがとう」と伝えてあげてください。

親としては何より理由が知りたいことでしょう。
もちろん、学校や友だちとのことで何か理由があるならその事を解決しなければいけません。
でも、子ども自身も理由がハッキリわからない場合も多いのです。だから、あまり「なんで行きたくないの?なんで行かないの?」と聞きすぎないであげてください。

そして、心が疲れていると感じる時はまずは家でゆっくり休んで心を元気にしてください。
(ハッキリした理由がある場合、それを解決すれば行けると思いがちですが、解決しても行けない場合もあります。それは心がまだ疲れているからです)

少しなら学校に行けそう、しばらく休んで心が元気になってきた、そして、お子さんも学校に通えるようになりたいと望んでいるなら、どうしたら安心して学校に行けるかお子さんと一緒に考えてみてください。

放課後だけ行く、登下校や授業に親がつきそう、別室に登校する、行ける時間だけ行く、給食だけ行く…など選択できることはたくさんあります。
安心してできる部分から少しずつ、決して焦らずに

そして、学校に行けない場合、行きたくない場合には、フリースクールやホームスクールといった選択もあります。

実は、『義務教育』とは子どもが学校に行かなければいけない義務ではありません
学校に行きたいと思っている子を親が行かせないのは法律に反します。
学校に行きたくない子を親が無理に行かせる義務もありませんし、学校に行きたくない子どもが学校へ行く義務もありません。

文部科学省は不登校の子を学校に戻る事を必ずしも目指さなくても良いと通達を出していて、フリースクール等で学んだ場合も学校の出席日数に認められる制度があります。

親にとって子どもが学校に行かないというのは、想像以上に不安になったり孤独に感じることです。
また、それぞれのご家庭に事情や考え方があることと思います。

学校やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、市の教育相談室など、無料で相談できる場所はたくさんあります。
話を聞いてもらい、相談してください。

そして、ブログやツイッターなどのSNSには同じ経験をした人達、まさに今同じことで悩んでいる人達がきっといます。辛い時・悩んだ時、まずは覗いてみてください。

子どもがSOSを出した時に親がちゃんと受け止めて寄り添ってもらった経験があると、この先お子さんが中学生・高校生になってから、そして大人になってからも、困った時や辛い時、きっと親にSOSを出してくれると思います。

今お話ししたことは、私が息子の不登校を経験して知ったこと・わかったことです。
先に知っていたらどんなに良かったかと心から思っています。
ここで伝えることで、いつか誰かが、「あの時聞いていてよかった!」と思ってもらえたら幸いです。


にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村 応援クリックお願いします(^^)

コメント

  1. きりたんぽ より:

    はじめまして。今年から小学生の子どもの母親です。小1の6月から不登校が始まり、早期に母子登校なら行ける状態になったのですが、そのまま約1カ月母子父子登校中です。子どもに行きたくない、と言われてから大混乱だった時にこちらのブログを見つけ、すがる気持ちで読ませて頂いておりました。初めてのことだらけでどうやって誰に相談すればいいのかもわからず、職場に迷惑をかけている自責の念や、無理解な姑からの言葉等々、心身共にすり減る毎日です。
    ブログを読ませて頂いて、オススメの書籍も読み、親が変わらないと子どもを助けられない❗と目が覚める気持ちでした。少しずつですが娘の様子も変化してきていますし、何よりも私自身が少しだけ肩の力が抜けました。子育てが辛くて仕方なかったのですか、ほんの少しだけ楽になりました。子どもを心底かわいいと思えるようになった気がします。

    まだまだ絶賛母子父子登校真っ只中、そして恐怖の夏休みを控えていますが、こちらのブログで本当に力をもらえました。どうしても感謝の気持ちをお伝えしたかった。本当にありがとうございます。これからも何度も繰り返し読んで勇気を分けて頂いて頑張ります。

    • ashiko より:

      きりたんぽさん、コメントありがとうございます。
      きりたんぽさんの今の辛いお気持ちがまさに3年前の自分と同じで手に取るようにわかって、今すぐきりたんぽさんの元に駆けつけて「辛いね。がんばってますね。」と背中をさすりたい気持ちでいっぱいです。
      小1での不登校ってまわりにも経験者が少ないですし、本当に誰に相談すればいいのかわからない、どうすればいいのかわからないで、混乱するし孤独ですよね。
      私も息子の不登校の当初は自分の子育てに自信喪失、辛くて泣いてばかりの日々でした。
      さらにお仕事をお休みするストレスや、お姑さんからの言葉など、本当に良くがんばってられると思います。
      付き添い登校って心身ともに疲弊しますよね。どうか無理なさらずに…

      そして、このブログがきりたんぽさんのお役に立てたとのこと、とってもとっても嬉しくてコメントを読ませてもらいながらウルウルしちゃいました!
      自分の経験やこうすれば良かったと後悔したことなどを少しでも誰か今困っている人・悩んでいる人に伝えられたらと思って始めたブログなので、ブログやって良かった~~!と、なんだかとってもホッとしましたし、力をいただきました。私の方こそありがとうございます!

      お子さんも不登校から早期に母子父子登校して、とってもがんばってられますね。
      ご夫婦で協力し合って付き添いをされていて、とっても素晴らしいご家族だなって感じます。
      なにより、きりたんぽさんが一生懸命ネットで検索したり本を読んだり、積極的に行動されてて本当にがんばってる!
      きっときっと良い方向に進んでいると思います!

      夏休みや夏休み明けがご心配ですよね。
      私も当時はどうなるかと心配でしたが、はじまってみると私も息子も学校が無いので心からホッとできて心が休まる期間でした。
      どうかこのご時世で遠出は難しいかもしれませんがいつもよりちょっと遠出したりて、少しでも学校や日常を忘れてリラックスできますように。

      また何か質問や分かりにくいところがあればコメントいただければ、と思います(*^^*)

      あしこ

タイトルとURLをコピーしました