小1の5月から不登校になった息子。放課後登校・付き添い別室登校を経て9ヶ月でひとりで登校できるように。今も毎日楽しく登校しています♪
このブログFootは不登校中の「こんなことあったよ」「こんなこと悩んだよ」「こんな工夫したよ」、そして「こんなふうに学校に行けるようになったよ」をつづっています
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これまで順調に、またはちょっとイヤイヤながらも学校に行けていた子どもが、休み明けなど、急に「行きたくない」と言った時、どうすればいいか?
本当に悩むところですよね。
私は、今、もし息子が「休みたい」と言ったらすぐに休ませます。それは、不登校を乗り越える過程で息子を見てきて、
”息子本人が一番、「休みたくない、学校に行きたい、行かなきゃいけない」と思っている。それでも「どうしても行けない」という時があるんだ。”
と、いうのがよくわかったから。
もし、今の私のまま、不登校の前に戻れるなら、絶対無理には登校させません。
でも、でも、
あの時の私にはそれはできませんでした。
できなかったあの頃の自分の気持ちもすごく良くわかります。
「休ませてしまったら、もうずっと休んでしまうんじゃ・・・」
「行きたくないからってすぐに休ませたら、がんばれない子になっちゃうんじゃ・・・」
とにかく、不安だったし怖かったのです。
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教育評論家の様な方の本やコラムのなどを読むと、
”子どもが「休みたい」と言った時、まずは休ませましょう”
と書いてあることが多いですよね。
でも、親にとって「じゃあ、お休みしていいよ」とはなかなか言えないのが本当のところじゃないでしょうか。
登校させるのか、休ませるのか、どっちが本当に子どものためになるのか。
見極めがとても難しいですよね。
実際、
”行きたがらなかったけど、なんとか行かせているうちに楽しく行けるようになった”
”行きたがらないのを無理に行かせているうちに、余計に行けなくなって完全に不登校になった”
のどちらも聞いたことがあります。
その子どもの性格にもよるし、本当にケースバイケースなんだと思います。
ただ、もし誰かに「子どもが学校に行きたがらない、休ませた方がいいのかな?」と相談されたら、この2つの状態の時は、私は「絶対に、休ませた方が良いと思う」とアドバイスすると思います。
1.自分で着替えたり登校しようと準備しているのに、行けない。
息子ははじめ休んだ時、この状況でした。
朝、朝ご飯を食べて、身支度も自分でやれているのに、いざ行くときになって行けませんでした。
子どもは語彙力がないので「行きたくない」と言うかもしれません。
でも、「行きたくない」のではなく「行こうとしているのに行けない」が正しい表現だと思います。
かなり心の元気がなくなっている状態だと思います。
2.「このままだったら、この子ヤバイ・・・」と感じた時。
こうなった時はわかると思います。
子どもの様子・表情から精神的に相当精神的に追い詰められている状況だなと感じた時です。
なんとか学校に行かせようとした私は、そこまできて初めて
「これは本当に無理なんだ・・・このままだったら、この子ヤバイ。これは行かせられない・・・」
と悟りました。
ただ、この状態までくると、子どもの精神状態・親子の信頼関係の回復に時間がかかります。1の状態の時に休ませてあげていたらどんなに良かったかと思っています。
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そして、ここまで登校させるか休ませるかという事を書いてきましたが、実際のところ、登校させるか休ませるかの0か100かではありません。
「どうしたい?」「どこまでだったらできる?」と子どもに聞いて、
”午前中で早退する”
”1時間だけ行く”
”親が一緒に付き添う”
など、子どもができると言う範囲からやるという選択肢もあります。
子どもに「行きたくない」と言われたら、親はどうすればいいかとても悩むと思います。
子どもにとって最善の対応を選択してあげたい、子どもに悲しい思いをさせたくない、と思うからこそ悩むんですよね。
私は息子が「行きたくない」と言った頃の対応をすごく後悔しています。
もっとこうしていればあそこまでの不登校にならくて、息子に辛い思いをさせなかったんじゃ・・・などと何度も考えました。
でも、息子は今、不登校を乗り越えて毎日楽しく学校に通っています。
「お母さんが付き添い登校とかたくさん協力してくれたから、オレは学校に行けるようになった。」
とも言ってくれました。
ひとつの事を乗り越えた自信が、息子を強くさせてくれたと思います。
今、まさに悩んでいる方たちにはできるだけ最善の道を選んでほしい。
そのために、ほんの少しでも役立てるように、このブログを通じて私の経験をシェアしています。
でも、もし後で後悔してしまうような選択をしてしまったとしても、それは、それを乗り越えることで得られるものだってたくさんあるんだ、と心の隅に置いておいてもらえると嬉しいです(^^)
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