息子が小1で不登校になるまではよく考えたことのなかった「義務教育」という言葉。
私自身は「小学校・中学校はみんな行ってくださいね。授業料も国が払いますよ~」くらいの定義に思ってました。
息子が不登校になってからは周りから
「『法律で子どもは学校に行くのが義務と決まってるんだから行きなさい』と言ってみたら?」
とか、
「小学校は義務教育なんだから嫌がっても行かさないとね。」
などと言われることもありました。
そう言われると、なんだかこちらが法律違反でもしているようなそんな気持ちになってしまい落ち込んだことも…
でも、不登校の事をいろいろと知っていく中で、そもそも義務教育のとらえ方を間違っていた事に気づきました!
義務教育とは、
「子どもが小学校・中学校へ行かなくてはいけない義務」
ではなく、
「大人が子どもに小学校・中学校で教育を受けられる環境や機会を与えなくてはならないという義務」
なのです。
そして、子どもは「教育を受ける権利」があります。
昔は、子どもは、家事や子守り・家の仕事を手伝ったりと、働き手になることが多く、また、女の子に勉強は必要ないなどの考え方もあり、学校へ通いたくても親に通わせてもらえない子も多くいたのでしょう。
そんな子どもたちに学ぶ機会を与えるため、また多くの子どもたちに教育を受けさるためにできた法律なのかなと思います。
なので、「子どもが小学校・中学校に行きたいのに親が行かせない」これは違反になります。
ですが、学校へ行きたがらない子どもを親が無理やり行かせる義務はありません。
また、子どもにも学校へ行く義務はないのです。
私を含め、「義務教育」を勘違いしている人はとても多いと思うのです。
正しい義務教育の認識が広がり、不登校に対する考えも少しずつ変わってくれば良いのになと思います(^^)
ちなみに、最近では、文科省が「不登校の子を必ずしも学校へ戻すことがゴールではない」という指針を示しました。学校に戻りたくないならそれでも大丈夫だよと国が示しているのですが、こちらもまだまだ知らない人が多いですよね。
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