小1の5月から不登校になり、9ヶ月で再登校した息子の不登校をふり返ったきろくです。
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GW明けから完全に不登校になって3週目のある日の午後、お昼ごはんを食べた後、学校に放課後登校に行く15時頃までまだ時間がありました。
私は息子に
「少しひらがなのプリントやってみたら?」
と声をかけました。
学校に持って行く勉強を少しでもしてほしいという気持ち(先生に、家で何もやってないと思われたくないという気持ちもありました)、学校ではみんな勉強しているのに何もしていないという不安、が私の中にあったのです。
すると、息子は
「やりたくない・・・」
と言いました。
無理に勉強をやらせないようにしなければと思っていたのですが、その日はなんだかちょっとでもやってほしい気持ちが抑えられず、「ちょっとだけでもやろうよ?」と言ってしまいました。
それでも、息子はやろうとしません。
私は、息子はただただやりたくない事をやりたくないだけなんじゃないか、だから学校にも行かないんじゃないか、みんなは朝から学校に行って、何時間も勉強して、係のお仕事とかもやって過ごしているのに・・・と、だんだん腹が立ってくる気持ちを抑えることができず、息子に怒った口調で言いました。
「もし、このまま学校に行かず、勉強もしなかったらどうなると思う?」
「色んな事がわからなくて、お仕事もできなくて、お家に住んだりごはん食べたりできなくなっちゃうんだよ!」
私はもう止められませんでした。
「あと、やりたくないことやらなくていいのなら、お母さんは家の事やらないし、お父さんは仕事やめちゃうよ。
そしたらどうなる?ここのお家だって住めなくなるし、ごはんだって食べられなくなるんだよ!」
息子は
「でも、お父さんは仕事やめないと思うよ」
と反論してきました。それに余計に腹が立って
「やめないと思うけど、○○(息子の名前)は大人になったらそういう生活しないといけなくなっちゃうかもよ!!」
と言いました。
すると、それまでキュッと口を結びじっと私の話を聞いていた息子が急に口を開きました。
「・・・オレだってそんなこと、わかってる・・・!
わかってるよ!!」
と大きな声でハッキリと言い、ボロボロと泣き出しました。
「学校に行かないと怒られるし、友だちとも遊べないし、それでもどうしても学校に行きたくない、行けないんだよぉ…」
と、泣きながらすごくすごく悲しそうな表情で言いました。
私はそれまでのイライラしていた気持ちがスーッと冷め、今度は後悔の気持ちでいっぱいになりました。
息子は、自分がこのまま学校に行けないと大人になって仕事もできないんじゃいか、という事まで考えていました。
本人自身がそのことを不安に思ってひとりで抱えていたのに、大丈夫だよと安心させてあげないといけないはずの親である私が、責めるようなことを言ってしまった…
あぁ、また言ってはいけないことをたくさん言ってしまった…やってしまった…と、ものすごく後悔しました。
息子に
「そっか、わかってたんだね。お母さん、ひどいこと言ったよね。
ごめんね、ごめんね・・・」
と、私も泣きながら何度も謝りました。
学校へ行っていない不安、この子はやりたくないことを頑張ってやる事ができないんじゃないかという不安、勉強していない不安、どうしていけばいいのか分からない不安…たくさんの不安を、私自身がかかえきれなくなり、息子にぶつけてしまっては後悔する。
この頃は、大なり小なり何度も何度もこういった事をくりかえしていました。
”息子の事を信じる気持ち”を、ムクムクとわいてくる”自分の中の不安”に何度も何度もかき消されそうになっていました。
***
そして、少し落ち着いてから、息子の気持ちを色々聞きました。
息子が話したことは、
- 学校が(授業が)つまらなくてがっかりした
- もっと勉強が楽しいと思っていた
- 一番嫌なのは国語、次は算数
- もし、学校に行かないとゲーム・YouTubeができなくても学校は行かない
- もし学校が給食以外全部遊びでも学校行かない
などなど・・・
私は息子の気持ちを聞いて、
「あぁ、この子はもう、この学校には行けるようにはならないだろうな…」
と思いました。
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