【小1不登校のきろく23】ひとり時間で思い出した気持ち(6月2週目)

小1の5月から不登校になり、9ヶ月で再登校した息子の不登校をふり返ったきろくです。
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学校に給食を食べに行けた翌日からは、またしばらく放課後登校の日々でした。
親としては、一度行けると、また行けるんじゃ?行けばいいのに!とついつい期待してしまいます。

一応、毎日「今日は給食どうする~?」(あえて軽い感じを装って)確認するものの、息子は「行かない・・・」の一点張り。あせる気持ちをグッとこらえていました。

そんな日々が続いていた週の週末、私は息子が不登校になってからはじめて週末にひとりで出かけました。

不登校になった5月から、急に息子と24時間ずっと一緒の毎日で息抜きできずしんどかったのですが、ちょうどその月は夫の仕事が今までにないくらい忙しく、毎日1時間早めに出勤したりしているぐらいだったので、週末に私だけ出かけるというのもなんだか気が引けていました。
また、私自身もどこかへ出かけたいという気持ちになれなかったのもありました。

6月になり夫の仕事も落ち着き、こうしていけばいいという方向性も少し見えてきて、息子が給食に行けたことでちょっとホッとして、ようやく少しひとりで出かけようかな(ちょっと出かけて気分転換しなきゃな)という気持ちになれました。

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出かけた先はちょっとオシャレな雰囲気のスーパー銭湯。

お買い物にはなんとなくまだ行く気になれず、のんびりゆっくりリラックスできそうな場所にしました。

あったかいお風呂に浸かってひとりでボーっとしていると、まわりは水の音や人の話し声でザワザワしているのに、なぜかシーンとしているように感じます。
たぶん、息子といる時はず~っと横にいる息子の気配や様子にアンテナを張ってキャッチしようとしていたんだと思います。
そのアンテナを張らないことで、なんだか静かに感じたのです。
学校に行けなくなって不安定になっている息子と、今までにない緊張感をもって過ごしていたんだと気づきました。

そして最近の事をなんとなく思い返してみたり。
この頃、息子が完全に不登校になってほぼ丸1ヶ月経った頃でした。
離れて初めて今の状況を客観的に考えられて、ちょっと肩の力が抜けた瞬間だったかもしれません。

そして、お風呂の後はリクライニングシートでゴロゴロ。
雑誌を読んだりした後、携帯を触っていてふとアルバムアプリを開きました。
そこには、たくさんの幼稚園の頃の息子の写真が。

いつも機嫌よくニコニコ楽しそうにしていた息子、
幼稚園の先生の話をしっかり聞いてちゃんと私に伝えてくれていた息子、
運動会、音楽会でドキドキしながらもいっぱい頑張っていた息子、

この1ヶ月ですっかり分からなくなってしまっていた本来の息子の姿がそこにありました。

すぐに怒ったり泣いたりする不安定な息子、
他の子はしっかり行けてるのに息子は学校に行けない、
息子は頑張ることができなくて学校に行けないんじゃないか、

この1ヶ月間、何度も何度もそんな風に息子の事を見てしまって、でも「いや、そうじゃない」と気づいたり、でもまた疑心暗鬼になって・・・の繰り返しでした。

ただ、この時は今まで以上にリアルに、それまでの息子、本来の息子、の姿を思い出すことができました。

たくさんの息子の写真を見ているうちに、色んな気持ちがないまぜになって涙があふれて止まりません。(半個室っぽいスペースだったので、周りから見えなくて良かったです(^^;)それにしても、この頃は本当によく泣いていたなぁ・・・!)

早く息子に会いたいな、ギューってしたいな、素直にそう思えました。
そして、家に帰って息子の顔を見た時、とっても嬉しかったのです。

はじめてのひとり時間で、心も体もスッキリできた日でした(*^^*)



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