【小1不登校のきろく8】いちばん後悔しているGW明け Part3(5月2週目)

小1の5月から不登校になり、9ヶ月で再登校した息子の不登校をふり返ったきろくです。
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【不登校のきろく6 いちばん後悔しているGW明け Part1】
【不登校のきろく7 いちばん後悔しているGW明け Part2】 のつづきです。

私は、Aくんのことも解決したし、今日最後まで学校にいられたし、これで行けるようになるんじゃないかと思っていました。 でも、この次の日から息子は本格的に学校に行けなくなりました…

行けるようになると思っていた私はすごくショックでした。
行けるようになるどころか完全に行けなくなった我が子に対して、しばらくはちゃんと分かってあげることができず、
「幼稚園みたいにたくさん遊んだりできない学校がいやなだけなんじゃないか」
「自分がしたくないことをがんばってできない子なんじゃないか」

と思ってしまう事もありました。
そして、原因を解決したのに行けないのは
「他にまだ原因があるんじゃないか?」
とも思っていました。

だから、このGW明けの日の事が息子の本格的な不登校の原因になってしまったんだと、私が自分でわかったのは、もっともっと後の事です。
完全に不登校になってから、数か月はかかったかもしれません。
ずっと息子に付き添って登校し、息子が学校や教室に行けるように自分で一生懸命がんばっているんだということが心から理解できるようになってからです。

そのことが理解できるようにになってきてから、なぜ息子があのGW明けの日の翌日から本格的に不登校になったのか分かるようになってきました。

4月の行き渋りがはじまった頃、息子は休みながらも自分でがんばって登校しようとしていました。だから、休んだり登校したりを繰り返していたのです。
どうしても無理な日は「休みたい」と言えば休め、「2時間目までで迎えに来て」と言えばちゃんとお母さんが迎えに来てくれるから、安心して一生懸命自分のやれる限界まで頑張れていたのだと思います。

それなのに、私は、息子の気持ちやがんばりを無視して無理に連れて行こうとしました。
それどころか、「学校の前まで行くだけ」と言って、そのまま教室まで連れて行って黙って帰ってしまった。
息子はもう私の事を信じられなくなり、頑張れなくなったのだと思います。

もっと息子の事を信じれば良かった。
「私は子どもの気持ちを尊重している」、
「色んな事を自分で決めていいよ」
と言いながら、肝心な時に息子の事を信じてやることができませんでした。本当に後悔しています。(のちに、息子には何度も「あの時はごめんね。」とあやまりました)
あの日、あんな行動をしなければ、息子は自分のペースでもっと早くしっかり学校に慣れて行けるようになっていったと思います。

そして、あの日私があんな行動をしてしまった理由についても自分で何度も考えました。
色んな要素があったのですが、大きくは以下の3つかなと思います。

1.ハッキリした行きたくない原因がわからなかった

私は、不登校はなにかハッキリした原因や理由があってなるものだと思っていました。

息子が行き渋りをし始めた頃からなんども理由をたずねたのですが、コレと言った答えがありませんでした。
そして、私の中でどんどん
「なんで理由がないの?」
「ただ学校がおもしろくなくて行きたくないんじゃ?」
「自分が最初に休ませてしまったからなんじゃないか…」

といった疑念が大きくなってしまいました。

後日談なのですが、夏ごろに行った市が主催の不登校セミナーで「今は本人も原因のわからない不登校がすごく多い」と聞いてハッとしたと同時に、本人が理由のわからない不登校は息子だけじゃなかったんだとホッとしたました。そして、もっと早く知ってれば何かが違ったかもしれないのになと思います。

2.先生のひと言

1の理由で不安でいっぱいになっている時に先生に電話して言われた
「うーん、そうですね…これから運動会の練習も始まりますし、休んでしまって練習に遅れるとどんどん来にくくなってしまうかもしれません。」
という言葉。
この言葉に、
「やっぱり無理にでも連れて行くべきなんだ!」
「もっと息子が行きにくくなったらどうしよう」
と思ってしまい、無理に連れて行こうとしてしまいました。

担任の先生は若くてとても生徒思いの熱心な良い先生でした。息子も私も先生が大好きでしたし、不登校になってからも色々と対応していただいて感謝しています。なので、先生に責任を押し付ける気は全くありません。
でも、本当の私の気持ちを言えば、あの時、このような焦ってしまう言葉はかけてほしくなかったなって思います。
もし、あの時いちばんかけてほしかった言葉を考えるとしたら、
「大丈夫ですよ。無理させないで本人のペースで。運動会の練習に遅れてしまってもできるかぎりフォローしますから。」
かな。
もちろん、色んな子がいて、色んな親がいるので、この言葉が誰にとってもいちばんなのかはわかりません。

3.原因を解決しなくてはと思った

息子が語ったAくんとの事。なかなかハッキリとした理由を言わなかった息子が、ようやく話した理由だったので、私はこのことをなんとしても解決しないとと思いました。
学校に行けない原因を解決さえすれば息子はすぐに行けるようになる。そう思っていました。

だから、息子をだましてでも学校に連れて行って、Aくんとの事を解決しようとしてしまいました。

もちろん、原因を解決することは大事です。
でも、今になって考えると、もし私が無理に連れて行くことをせずに、息子が自分で行けた日にAくんに謝ってもらっても、すぐには普通に学校に行けるようになっていなかったと思います。
息子は始まったばかりの学校生活全体に緊張し、その上、Aくんとの事もあって、心のエネルギーが減っていたのだと思います。私がやるべきだったのは、原因の解決を急ぐのではなく、家でゆっくり休んで心のエネルギーを充電させてやることだったんだと後になって気づきました。

理由はなんであれ、息子のことを傷つけ、不登校を本格化させてしまったことは本当に反省しています。
過去には戻れないので、このことで学んだことを大切にこれからも息子と関わっていきたいと思います。

Part1~3と長くなりましたが、【不登校のきろく いちばん後悔しているGW明け】は以上になります。読んでいただいてありがとうございました(^^)

次回からの【不登校のきろく】は息子が本格的に不登校になった頃のことをつづっていきます。


【不登校のきろく】続きはこちら↓

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